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Young woman with implanted teeth on color background, closeup

インプラント手術直後の出血に関して

2023年8月6日

こんにちは、インプラント手術治療直後に出血はどの程度するのか?気になる方も多いと思います。先日多少出血したために問い合わせがあった人がありました。このことに関して少しお話をしたいと思います。

まず、手術直後に出血が全く止まらないと言う事はないです。十分に血が止まっているかを確認した上でその日の治療が終わりますので。でそうすると私が見ている範囲では、直後はほぼ完全に止まっている場合の人と、若干だけどにじんでいるかなと言うレベル位です。そして多くの患者さんはその多少にじんでいたとしても当日翌日ぐらいまでが違和感を感じる範囲です。それ以降はほぼ全く気にならないと言う方がほとんどです。

ですが先日、手術2日ほど経ってから血が止まらないような気がする、口から血の塊が出てきたと言う問い合わせの電話があり、患者さんに来てもらいました。そしてお口の中を見てみると、実際に血の塊が約1センチほどの円形上にあり、ここをうがいしたりすれば血がにじんできてとても気になるような状態でした。

これは実は、インプラント手術部位の周りを縫ってあるのですが、その糸をどうやら何らかの拍子に、歯磨きなどで強く引っ掛けてしまってちぎってしまったか、あるいは食事などで硬いものがたまたまそばに当たってしまったか、寝ている間に無意識に気になって触って引っ掻いてしまったか、と言うような状況が考えられました。そしてその血の塊、血餅と言いますが、それを除去していくと、歯茎の際から若干出血がにじんできます。ですのでガーゼで新たに歯茎を抑え止血を行いました。

この患者さんの場合はガーゼで抑えるだけで30分ほどでほぼ異常のない状態になりました。念のためさらに30分綿を待合室で噛んでもらい、もう一度確認しましたが、特に問題はなかったです。そして1週間後の治療の約束の時に状況をもう一度確認しましたが、その後は全く問題なかったとの事でした。本人曰く歯ブラシを強く当ててしまったかもしれないとの事でした。インプラントは壊れていませんか?と患者様から質問がありましたが、歯茎を何らかの形で傷つけて出血させただけでインプラントを壊して脱落してしまうようなつよい刺激を与えていると言うような状況はなく、当初の予定通りの場所にインプラントはあり安静状態であり歯茎や骨にくっついていくのを待つと言う状況でした。

または中にはなかなか血が止まらない人が稀ですがいます。このような場合には止血の薬を滲ませたガーゼを噛んでもらいます。親知らずを抜いた後に血がなかなか止まらないと言う方もたまにいます。そのような方にでも同じような止血効果のある薬をガーゼに含ませて噛んでもらうことがあります。そうすると一般的に10分から20分も噛んでいればほぼ止まる人が多いです。安全のため30分から1時間位噛んでもらうこともあります。そうするとほぼ正常な状態になっています。人によっては心配ですのでさらにご自身でおうちでも綿を噛んでもらったりすることもあります。

なお、患者さんによっては内科等で血液の流れを良くする血液サラサラのお薬、例えばワーファリン等を飲んでいる方もいます。あるいは心臓等に既往があり血管がつまらないようにするために抗凝固剤を飲んでいる方もいます。このような場合、外科的な処置を行うと一般の方よりも血が止まりにくいと言う話もあります。

以前にはこのような方はその抗凝固剤等の薬を飲むことを1週間ほど中止した上で手術を行うと言うのが一般的でした。しかし現在ではほとんどの場合、この抗凝固剤を休薬する事はありません。それを飲んだまま外科処置が行われ、その際に十分な縫合糸で縫う処置がしっかりしているか、またワタをしっかり噛むなどで対応して充分であると言うことが言われています。実際当院でもそのように対応していますし、内科の先生などもそれを推奨していることが多いです。

ですが万が一出血の量が多い場合はその時に対応が可能ですので相談してください。

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