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インプラント治療後に歯茎が腫れている人

インプラント治療直後の腫れ

2024年9月22日

こんにちは、多くの患者さんがインプラントをした際に腫れたり、痛みが出るのではないかと言うことを心配している場合が多いです。このことに関して少し話をしていきたいと思います。
患者さんとインプラントの治療を始める前に相談をするのですが、その際にいろんな質問を受けます。その中でよく出てくる質問の1つには腫れますか?ということです。この質問は何もその患者様が腫れるかどうかをとても気にしていると言うわけでない場合も多いです。人間の心理としてなんとなく腫れるのではないかと言うことが気にかかると言うことだと思います。また逆に親知らずなどを過去に抜いたことがあって、その際にとても腫れたことがあるという経験のある方は、腫れるかどうかがとても気になるのです。ですので、そのような方は自分が過去にとても腫れたことがある、自分は腫れやすい体質かもしれない、大丈夫か?と言うことを聞いてくるわけです。
腫れるかどうかということに関しては、いくつかの要素があります。まず第一に歯周病の程度です。歯周病の程度が安定している状態、すなわち歯茎が安定していて、よく閉まっている、綺麗な状態、いつもちゃんと歯磨きをしている。そのような方の場合は腫れるリスクは少ないです。逆に歯磨きが不十分。歯磨きはあまりやっていないためにプラークや汚れが残っている。そのような場合は腫れる可能性があると思ってください。ですので、歯磨きの手入れをしっかりやるべきですし、人によってはインプラントの直前や直後に歯科衛生士のクリーニングを何度も受けてもらう方もいます。
なお、タバコも影響あります、禁煙が理想的です。この際、そうすると良いと思います。
次にどの程度のレベルの外科手術であるかと言うことがあります。骨がとても少なくて、骨をある程度移動させなければいけない、自分の骨の移植、あるいは広範囲にわたるインプラントの治療でインプラントを4本以上同時に入れるとか、このような侵襲度が多い場合は腫れる傾向にあります。
次に歯茎の強さ、これは歯茎が厚い、固いと言ったようなことで、ちょっと一般的に患者様にはわかりにくいのですが、インプラントをやる場所の歯茎がぶよぶよしていれば、これは実は腫れやすい可能性があり、逆にしっかりとピタッとくっついている硬い歯茎が2センチもあれば、この方はあまり腫れにくい可能性があるのです。これに関してはインプラント手術をする前にいくら歯磨きをしたから、急に歯茎が変わると言うものでもなく、長い間にその歯を失うに至るまでの間に様々なことがあり、状況が変化していて、最終的にそうなっていますので、それぞれということなのです。
後は個体差、個体差という言葉は専門用語にもなりますので、ちょっとわかりにくいですが、簡単に言うと個人差です。何事も個人差があるわけです。医療と言うものは一人ひとり患者さんは違うもので、すべての人が同じ結果になると言う事は無いわけです。ですので、治療した後に特段問題があるわけではないのですが、青や黄色などの色が皮膚に出てきて、内出血の跡が見られるような方もあります。
さて、先日インプラントの治療を終えた直後の患者様を消毒を行いました。その患者様曰く、ほとんど痛みも腫れもなかったと思います。昨日の夜念のためもう一回痛み止めを飲みましたが、特に大丈夫でした。とおっしゃっていました。
この患者様の場合は、上顎の奥にインプラントをしたのですが、骨が少ないために、自分の削った骨を全て回収し、その骨と自分の自家血から作られたフィブリンゲルをその少ない部分に埋め込み造骨を図りました。鼻のエリアの方へ少し骨を増やしているわけです。このようなことをやっていますので、多少腫れる可能性はあると言うことを予測していましたが、本人の感想では全く大丈夫ということでした。このように多少リスクのある処置を行っていても、本人的には全く腫れていない。そして外から見ても歯科医師が見て腫れていないと言うこともよく起きていることであり、個人差も多分にあるということなのです。

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