こんにちは、お元気にお過ごしでしょうか。一般的に歯の治療、歯医者に行くというと、多くの方は怖い、痛い、嫌だとそういうイメージを持っているのではないでしょうか。歯科医院にプラスのイメージを持っていけると良いですよね。今は悪かったとしてもだんだん良くなる。もっときれいになる。しっかり噛めるようになる。そしてその先には楽しく旅行に行けるなど。
ですが、その場ではやはり注射をしたり、場合によっては歯を抜いたりなどどうしても今まさに起きている事は、大抵の場合嫌なことなのかもしれません。そしてその治療は一回で終わる事はなく、2回3回と少なくともそれぐらいはかかったり、場合によっては何ヶ月もかかったりという状況になっているんだと思います。
ですが、この1回一回の積み重ね、治療が確実に進んでいくこと、それがやはり必要なので、そのようになってるわけで1回一回を大事に考えなければいけないですし、その時行って良かったと思えればいいですよね。
このようなことを私はよく自分の友人なんかと話をしたりしています。無論その友人と言うのは歯科医師ではありません。私の昔からの友人で今医院に時々通っている患者さんでもあります。そうすると彼曰く、なんかここに来るのに怖いなぁって思うけど、楽しいことがあったらもっと来やすいのにね。なんて気楽に言ってきます。そして、クラシックの音楽が流れてるけど、これ落語でも流したらいいんじゃないの?そしたら楽しいんじゃない、などと言われたことがあります。
そうですね。クラシックを流してリラックスしていただくことも1つだし、落語とかお笑いを用いて緊張をほぐして、楽しい雰囲気に持ち込む、というのも1つの手かもしれません。
当院では実は1つの試みをしています。それは年1会、患者様に宝くじを配っているのです。この宝くじは1月に皆さんに院内新聞を配布するときに同時に渡したりしています。この宝くじには番号が書いてあり、その番号の末尾数桁によって何かが当たったりするわけです。くじはハズレは無しです、少なくとも歯ブラシ1本はもらえます。一等、2等など上位の当選となると、たくさんの予防グッズがもらえたり、歯ブラシや歯磨き粉など家族みんなで使えるような衛生用品が当たったりします。特に小さいお子さんは宝くじを握り締めて医院にやってきます。
何が当たっているんだろう。何がもらえるんだろう?宝くじを受付に出して引き換えをしています。とても楽しみにしてくれています。このようなことでも少しでも人の気持ちが変わり、モチベーションが上がればとても良いことなのではないかなと私は思っています。少しでも人の幸福につながればと思っています。また子供だけでなく、大人でもやっぱりちょっと嬉しかったりという表情を浮かべます。
私は子供の頃、年賀状のお年玉付きの葉書が大好きでした。この葉書で何が当たっているかを一生懸命しっかりとチェックして見ていました。そんなに凄いものは当たった事は無いですが、記念切手と交換したりとかそういうことがありとても嬉しかった思い出があります。
そんな自分自身の気持ちもあり、この宝くじを年に1度行っているわけですが、歯科医院独特のどうしても怖い、痛いと言うイメージを変化させ、楽しんでいただけたらと思います。そして、それが多くの人のお口の健康や幸せにつながっていけば嬉しい限りです。
ただ、歯科衛生士が歯を磨きなさいというだけでは意気消沈したりという方もいるかもしれませんものね。