「信頼のおける先生と巡り会うには? 」
先日、私のクリニックで、歯列矯正治療を終えた学生の患者さんから
「治療の最初の頃は慣れないせいもあって、痛かったり、しゃべりづらかったり、辛いこともあったけど、先生のところで矯正治療を受けて良かったです。」というありがたいお話をいただきました。
この患者さんと話をしていると、ちょうどその時、30代半ばのお母さんが深刻な顔をされて来院されました。
そのお母さんがおっしゃるには、
「娘が2年前から名古屋の歯科医院で矯正治療を受けています。
月に1回のペースで通院しているのですが、その度ごとに院長先生と矯正の担当医の先生と方針が違うようで新しい矯正ワイヤーにつけかえられたり、また元の装置に戻ったりです。
治療がどうもスムーズに進んでいないようです。もうすぐ高校受験をひかえとても心配になってきました」とのことでした。
お嬢さんは、高校入学までには終わるときいていたのに本当に治るのか心配で、ストレスになり激やせしてしまったとのことです。
「先生何とかなりませんか?」という深刻な面持ちでの相談でした。
皆さんも歯科治療を受けて良かったと最後には思いたいですよね。
それには、信頼のおける先生、特に矯正歯科では学会の認定医等にしっかりと診てもらうことが重要になってくるのです。
認定医とは、十分な知識、技術をもったドクターを学会が試験等をして認定した先生のことです。
認定医であるかどうかは、歯科医院に直接電話等でたずねてみるとよいでしょう。