「いつから矯正を始めるとよいか」
Aちゃんは幼稚園の年長の時、初めて相談にこられました。
お母さんいわく「まだ子供の歯ですが、重なってはえていてとても心配です。」
お母さんはいろんな人から聞いたり、また自分で調べて、いつから矯正を開始したらよいのか迷っていました。
親戚の子は小一から始めたと聞いたし、お姉ちゃんの友達は小五から始めたし、しかし、早くやらないとどんどん悪くなってしまうのでは、と。
みなさん、実はいつから始めるとよいかは、その子によってかなり差があります。また矯正装置、期間も違います。
早い子は小一からでも装置をつけますし、遅いスタートの子小六から装置をつけ始めます。
大切なことは、その子にあった時期をみていく診断と経過観察です。
さて、Aちゃんは呼吸、口唇のトレーニングをしながら、ずれの少ない成長のための経過観察を受けてきました。
そして、現在小四になり装置をつけ始めました。本格的な矯正治療のスタートです。