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歯ッピーになる歯の話その23~知多ホームニュース平成20年4月中旬号掲載

2008年4月20日

「健康診断」

 

あたたかい陽気な春がやってきました。4月から新しいスタートということもあり、健康診断を、学校や地域の行政で受ける方も多い時期かと思います。

子どもにとって学校でのむし歯の健康診断は、ちょっと緊張するものです。

もし虫歯があったらどうしよう。いつも歯みがきしたといって実はしていなかったことがお母さんにバレてしまう。また歯医者にいかなきゃいけないのかな。注射はいたいかな。

ドキドキしながら健康診断を受けるのです。そしてその緊張感から解放され、しばらくして、忘れたころに担任の先生から「お知らせ」なる紙をもらい、また驚くわけです。

現在の歯の健康診断は、むし歯以外にもいくつかのことを診ています。

最近では大人だけでなく、子供でも歯周病の始まりである、歯肉炎(歯みがきが不十分ではぐきが腫れている状態など)になっている場合も結構みられます。

歯並びもチェックしています。歯が曲がってはえている。咬み合わせが反対咬合(受け口)、出っ歯などです。

一方、健康診断でむし歯等を指摘されて医院にくるのではなく、健康診断前に、医院を訪れる子供も多くなっています。

できれば、健康診断でむし歯といわれるよりは、むし歯なしでしたという結果を目指そうということです。学校での健康診断の前に、勉強の予習ではありませんが、先にまず、治していこうという先取りです。

最後に、健康診断は精密な検査ではありません。簡便な診査をすることで、集団の中から、もしかしたら悪いのかも、という人を抽出していくということです。可能性、疑いのある人をピックアップして早期に医院へ行くことをすすめるものです。

ですので、引っかからなかったからといって絶対病気ではないということではありません。

また、逆に引っかかったといって必ず悪いということも言えません。

健康診断を上手に活用しましょう。

 

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