「白く美しい歯」
美容に関するインターネット等の広告はとても多く、歯に関していえば、通信販売、エステティックのような情報広告を多く見かけるものです。
例えば「これで歯を磨くと真っ白な歯になる」「マニキュアのように塗るだけで簡単にモデルのような歯になる」「2回の治療できれいな歯並び」などなど、魔法のような言葉と白い歯のタレント写真に思わず申し込んでしまおうかと思うかもしれません。
あるアンケートによると、日本人の2/3以上が、白い歯になりたいと望んでいるそうです。
しかし、これらの情報に今一度冷静に検討してから、すすめていってもよいのではと思います。シンデレラの馬車がカボチャに戻ってしまったように、魔法はいつかとけてしまいます。
歯の色は、顔と同じように人それぞれです。とても白い歯の方もいれば、毎日ブラッシングをしているのに黄色や灰色がかった歯の方もいます。
まず、歯みがき剤に関していえば、その歯みがき材を使うことによってより白くなっていくのでは、というイメージを捨てさった方がよいと思います。過度の期待をもっては、がっかりするだけです。
むしろ、よくある「白くなる歯みがき剤」は白さを維持するものだと、とらえてほしいです。
本来このような歯みがき材が開発された経緯は、歯科医院において、ホワイトニングの治療をうけそののち、白いきれいな状態をキープするためにそのあとも患者様に日々使うように指導する為に存在しました。
「マニキュア」に関しては、だ液でぬれているお口の中に絵の具を塗るのは難しいです。すぐに剥がれてきたりします。
最後に「少ない治療回数できれいな歯」、これはある程度可能なレベルまできています。
実際に回数に大きく影響する要素はそもそも、お口全体がどの程度悪いのかです。
歯の根まで虫歯が達しているのに2回で完成というわけにはいきません。
また、回数と時間をかけた方が、よりきれいに近づくという事をお忘れなく。
TVに出ている女優の方で、歯をきれいに治療している方は、約半年~一年かけて白くきれいな歯を獲得しています。