「口臭の原因とかぶせ物」
まだまだ暑い日が続きますが、みなさんお元気ですか?暑くて疲れたからといってハミガキが手抜きになったりしていませんか。
暑い汗は秋にかけ、次第にひいていきますが、口臭は年中で、そういうわけにはいきません。
本日は口臭についてお話したいと思います。
口臭の原因は色々ありたくさん考えられますが、実はかぶせた歯なのに・・・という点を述べていきたいと思います。
○かぶせた金属が腐ってきた。……お口の中に金属を詰めて治す場合がよくあります。
この金属が自分にはあまり合わず、腐蝕してくることがあります。簡単なイメージでいえば、自転車が錆びてしまったという感じです。
○かぶせ物の奥に穴ができたみたい。……かぶせ物がしっかりしてあっても、その中には自分の歯の元の根が残っていたりします。
かぶせ物の隙間から中が悪くなり、再び虫歯はできてしまった状態です。
かぶせ物の下にできる虫歯ですので、すぐには気づかない。臭いを感じない場合も多いです。
また、歯の神経を処理してからかぶせ物をしている場合は、痛みを感じないことがありますので、更に気づきにくいことが多いです。
○プラスチックの歯から臭う。……かぶせ物の歯はすべて金属でできている訳ではなく、一部はプラスチックでできているタイプの物もあります。
特に前歯に表面の見える所にプラスチックをはったタイプのかぶせ物はよくあります。
このプラスチックタイプのかぶせ物は長い年月の中で、お口の水分とともに汚れを取り込んでしまい、変色していきます。そして口臭の原因となることがあります。
○歯の根からの膿み。……かぶせ物がしたあってもその歯の奥の根に問題が起こる時があります。
根の中や根の先あたりに細菌が入り込み、膿んでしまうことがあります。この膿みが臭いの原因となります。
以上かぶせた歯なのに口臭がする場合を述べました。
そしてこれらの場合は、そのかぶせ物の治療をすることになるかと思います。
必要に応じて、奥の根まで治療をする場合もあるかと思います。
では食欲の秋に備えお口をすっきりさせて、微妙な食の味を楽しんでいきたいものです。