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歯ッピーになる歯の話 その47~知多ホームニュース・平成22年6月中旬号掲載

2010年6月17日

「乳歯の生えかわり 」

 

今回は、歯の生え変わりについてお話したいと思います。

「2枚刃」という言葉をきいたことがあるでしょうか?

カミソリを思い浮かべた人、あなたはTVの見過ぎかもしれません。カンナを思い浮かべた人、あなたはさすが職人です。

さて、「2枚刃」の話を本題に戻しますが、子供の歯が生え残っていて、その後ろから大人の歯が生えてきている状態のことがいいたかったのです。

これは、乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)へと交換していく際、うまく交換が行われず、2つの歯が前後に重なりあって存在してしまっている状態です。

このようなことは、特に下の前歯で起こりやすいです。このような状態をみつけて、びっくりしたお母さん、多いのではないでしょうか。

では、つぎに、そもそもいつ生え替わるのか、についてふれたいと思います。

乳歯から永久歯への生え変わりは、多くの場合、6才前後から始まります。

ただし個人差があります。

早い子供と遅い子供では2年ほどの差があります。

これはかなり大きい差ですので、もし生え変わりが遅いからといって心配することはない場合が多いです。

また、最初に生えかわる場所もその子供によってまちまちです。

の前歯の子供もいれば、下の前歯、奥歯が最初に出てきたという子供もいますので、人と比べて不安に思うことはありません。

最後に、子供の歯を抜く場合について話したいと思います。

最初にふれたように、「2枚刃」のような状態が起きた場合は、乳歯を抜くことが多いです。

乳歯から永久歯へ交換していくわけですが、その交換期間は早すぎても遅すぎてもよくないです。「2枚刃」になっているということは、本来抜けるべき乳歯が残っていて、正しい位置に永久歯がこれなくなっているということです。

これはすなわち、歯の並びが悪くなっているということなのです。

最後に、「次は夏休みが楽しみだ」という声が聞こえてきそうです。

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