「予防歯科って、何するの?・1」
みなさん、こんにちは、もうめっきり秋、ちょっと寒いくらいかもしれません。私はしっかりパジャマを着て寝ています。油断するとカゼを引くかもしれませんね。
さて、「予防歯科」なる言葉をみなさん聞いたことありますか?
TVコマーシャルなんかで、「あっ、見たことある」なんて人、多いと思います。
今回はみなさんが、知っているようで知らない話題の「予防歯科」とは何かを話したいと思います。
どんな人でも、できれば自分の歯を削ったり、抜いたりしたくはないと思っているのではないでしょうか。
歯は悪くなってから、歯科医院へ行き、そして歯を削る、抜く、こんなパターンはよくあります。
しかし、そうではなく、削らなくて済むよう抜かなくて済むよう、もし予防できたら凄いですよね。
例えば予防接種。予防接種の注射を一本打つことによってインフルエンザにかかりにくくなるなら、じゃあ「予防」しておこう、となるわけです。
(むろん100%インフルエンザにならないという保証があるわけではないのですが…。)
では歯科の予防の場合、具体的にはどんなことをするのでしょうか?そしてどんなメリットが考えられるのでしょうか?
実際の歯科医院で行われる予防処置を例に挙げて説明します。
Aさん48才(女性)の場合、4ヶ月に一度予防歯科を受診し、予防処置を受けています。
ここで1人の重要人物Bさんが登場します。Bさんは歯科医院の歯科衛生士です。
歯を掃除して、予防するプロフェッショナル、病院でいえば看護師さん。
Bさんより「Aさん、こんにちは、4ヶ月ぶりですね。この前は6月にお会いしましたね。だんだん暑くなってきた頃でしたが、今日はもうちょっと寒いくらいかも。歯はしみていませんか?」
Aさんいわく「そうねぇ、左下の奥はちょっと気になるけど、まあ、温かいものしか今は飲まないからよくわからないわね。けど、しっかりそうじしてみてください。」
予防歯科室のイスを横に倒し、Bさんは、Aさんのお口の中を確認、そして掃除を始めます。
まずは水を超音波状にした水流で、全体を洗います。
(以下続く)