「歯周病とからだの病気の関係」
みなさんこんにちは、秋です。運動会です。普段、運動していないのに、突然、運動会で走ってみると、いかに自分の体力が落ちていることか、とびっくりされている人もいるのではないでしょうか。
中には歯のかみ合わせが悪く、しっかり踏ん張れない、力が出せなかったという人も。
さて、みなさん、歯周病という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。
歯周病、TVなどのコマーシャルで何度となく見て知っているかとは思います。
歯茎から血が出る、なんかブヨブヨする。口の中がネバネバする等…臭う。
そして、みなさんによく知ってもらいたいことがあります。
それは、歯周病は単に口の中の病気だけでは済まないことがあるのです。
歯周病は全身の様々な病気と関連があります。たとえば糖尿病は恐いですね。
みなさん、歯周病といわれて、それほど重大な事だとは思わず、「口の中だけのこと」と考えてはいけません。
歯周病は万病の元といっても過言ではなく、歯周病菌が歯茎にたくさん集まっている毛細血管を通して、血液によって体中に運ばれます。
そして、様々な病気を発症させたり、さらに悪化させてしまうことがわかってきているのです。
特に糖尿病は歯周病との相関関係が強い病気だといわれています。
血管の中の歯周病菌は、血糖値をコントロールするインスリンの働きを弱くして、その結果、糖尿病の発症や悪化に関与しているといわれているのです。
また、糖尿病になると、免疫機能が低下して、歯周病菌の繁殖を抑制する力が弱くなります。
その他の病気では、歯周病菌が血管の内壁に作用することにより、動脈硬化や心内膜炎、また歯周病菌が唾液や食物と共に気管に入る事によって引き起こされる誤嚥性肺炎、さらには早産・低体重児出産の危険もいわれています。
そして歯周病になると歯がゆるくなり、咬み合わせもずれて、出っ歯になったりします。しっかり咬めないので、力も出せません。
運動会で、こんなはずじゃあ~と思ったあなた。歯周病にご用心。
また、全身の健康状態も確認して、元気に楽しい日々を過ごしましょう。