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歯ッピーになる歯のはなし・その59~知多ホームニュース平成23年11月中旬号掲載

2011年11月15日

「細菌性心内膜症と歯周病」

 

みなさんこんにちは、ようやく寒くなってきましたね。

先月は歯周病はからだ(全身)の病気とかかわっているというお話をしました。

その後、NHK等でも歯周病と全身の関係による病気が報道されました。

そのせいもあって、このことについて多くの質問を受けました。

なので、今回は細菌性心内膜症についてもう少し、お話ししたいと思います。

以前、Aさんは発熱や全身の倦怠感が続いたため、内科に緊急入院となりました。抗生剤による点滴を受けるなどの結果、症状はとりあえず、収まりました。

この時の病気が「細菌性心内膜症」でした。

Aさんは歯周病で歯茎から血が出て少しは気にしていましたが、そんなに強い痛みはなかったので、放っておいたそうです。しかし、入院前は咬むと痛いなあと感じはじめた頃だったそうです。

さて、細菌性心内膜症とはどんな病気でしょうか。

心臓はみなさん知っているかと思います。その心臓の内側に心内膜という膜があります。

細菌が心臓まで入ってきて、この心内膜にくっついて病気を起こします。

細菌が暴れ、繁殖して心内膜に炎症を起こしてしまった状態です。

では、この細菌はどこからやってくるのか?が問題なのです。

口の中には多少細菌がいる人がほとんどです。歯周病の人はどうでしょう。たくさん細菌がいそうですよね。

さらには、歯周病の人は歯茎が腫れて炎症しています。なので歯茎の中の血管も拡張しています。そのため血管のすき間から歯周病の細菌が入り込みやすいのです。

通常は血管の中に歯周病の細菌が入り込んでも、白血球につかまって無毒化されます。

しかし、歯周病のひどい人は、炎症を繰り返していますし、身体の抵抗力が低下して免疫力が衰えていることもありますので、白血球が勝つことができなかったりします。

そうすると歯周病の細菌が、リンパや静脈へ流れてしまい、やがて心臓に入っていってしまうのです。こわいですねー。

もうすぐ12月です。平成23年をよい年で終わりたいものです。体に留意して楽しく生活しましょう。

 

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