電話する

地図

問い合わせ

メニュー
ヘッダーオファー

歯ッピーになる歯のはなし・その66~知多ホームニュース平成24年6月中旬号掲載

2012年6月14日

「唾液を出すには」

 

みなさん、こんにちは、もう梅雨ですね。傘が友達になる季節です。

前回は唾液の大切さについてお話しをしました。

で、今回は、ではその唾液をしっかり出すためには、どうしたらよいかについて、話をさらに進めていきたいと思います。

(1)唾液腺のマッサージ。 唾液の分泌を促すためには、唾液腺のある場所をマッサージすることが効果的です。

特に大きい唾液腺が、3つあります。耳下腺、顎下腺、舌下腺です。

これらは読んで字のごとくの場所にあります。耳下腺が耳の下からやや前方あたり。

指先を、頬と耳たぶの間にあて、耳の下から前方あたりを円を描くように回してマッサージします。

顎下腺は下顎の奥のつけ根あたりです。

耳の下から、顎先まで顎の内側を指先をつかって何か所か押しマッサージします。

舌下腺は舌の下です。親指の腹で、顎の真下から舌のある方へ、つき上げるようにゆっくりと押し上げます。

これらのあたりを、3回ほど繰り返しマッサージしてみて下さい。食前に行うのがオススメです。

やってみて、うまくいくと自分で、唾液が出てきたことが実感できるはずです。

(2)舌の運動 唾液の分泌を促すためには、舌の周りの筋肉を鍛えることがよいです。

舌の運動を行うと、舌の周りになる筋肉が鍛えられます。

具体的には、口を大きくあけて、舌を前後に出したりひっこめたりします。

次に舌をできるだけ前へ出してそのまま左右に動かします。

次に舌全体をなめ回すように舌先で円を描きます。次に、前歯の裏に舌先をあて、舌打ちするように音を出します。

(3)よく噛む。 唾液を多くだすには、とにかくよく噛んで食べることです。

昔に比べ、最近の日本人はあまり噛まなくなったと言われていますが、よく噛んで食べることは、食べ物の消化がしやすくなる、肥満防止になる、脳細胞を刺激するといった様々な効能がありますので、ゆっくりよく噛んで楽しみながら食事をするように心がけましょう。

(4)唾液を分泌するのに有効な食品。 食品によっても唾液の分泌量が異なります。

基本的に柔らかく食べやすい物よりも、ある程度噛みごたえのある食品の方が咀嚼する回数が増え、その分たくさんの唾液が分泌されます。

酸味のあるもの、梅干しやレモンなど酸味のあるものを食べると、その中にふくまれるクエン酸に口の中が刺激され唾液が分泌されます。

昆布、昆布に含まれるアルギン酸には口腔内を保護し、保湿する効果があります。

納豆、納豆の糸状になる成分であるポリグルタミン酸には高い保湿成分があり、また唾液分泌を持続的に促進する効果があります。

ガムを噛み続けることにより唾液の分泌を促すことができます。

そして、最後に唾液の少なくなる原因について少しふれておきたいと思います。

それは生活習慣、環境によるものが、まず考えられます。すなわち、口呼吸、ストレス、口が不潔な場合、乾燥した室内などによるものです。

また病気によるものとしては、シューグレン症候群、エイズ、糖尿病、パーキンソン病などです。さらに、6加齢による場合や血圧降下剤や抗うつ病薬の副作用も考えられます。

では、また暑い夏にお会いしましょう。

 

<< 前のページに戻る

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0526018001へ

受付時間
9:00〜12:00
14:30~17:30
▲土曜 9:00~13:30 【休診日】日・祝祭日・土曜午後
初診最終受付 17:00、土曜初診最終受付 13:00
ご予約・お問い合わせはこちら
小島歯科室の外観
初診の方限定、歯ブラシ・キシリトールガムをプレゼント

© 小島歯科室