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歯ッピーになる歯のはなし・その76~知多ホームニュース平成25年4月中旬号掲載

2013年4月18日

「咬むこととダイエット」

 

みなさんこんにちは。4月も始まりました。良いスタートが切れているでしょうか。

入社・入学・進級等様々な節目で、気持ち新たにスタートです。

こんな節目に、今度こそは痩せてやろうとダイエットを始められる方もいるのではないでしょうか。

今、巷ではいろんなダイエットが流行っているかと思います。

ロングブレスダイエット、大食いチャンピオンなんとかの大喰いダイエット、糖質制限ダイエット、等々。

様々なダイエット法がある中、食事を摂るということは避けては通れません。

そして、その食事の中身や、在り方、タイミングについても色んな戦略がとられているかと思います。

そのダイエット食事療法の中で咬むという事について触れていこうと思います。

私事ですが、最近ダイエットをしました。そのダイエットの結果10kg以上痩せる事が出来ました。

そのダイエットの際、食事を一口は50回以上咬むというノルマがありました。

皆さん、よく昔からしっかり咬めという話は聞きますよね。そしてそれは、一口30回以上咬んでから飲み込みなさいという感じではなかったでしょうか。

(少ないパターンだと一口10回以上というものがあったと思います。)

エッ!50回以上も咬むんですか?そう言われて必死に咬むように努力しました。

そしたら一口30回咬めました。50回咬めと言われたので、30回までは出来たのです。

ですので、皆さんも30回咬んで下さい。

ダイエットするとなると、色んな事に制限がかかったり、やらなければいけない事が出てくる事が多いといわれます。

例えば、走るとか筋トレ、毎日食事は減らす、おやつはダメ。…なかなか継続できないかもしれません。

けど、咬むことはできそうですよ。

そして、咬む事の効用について触れたいと思います。

咬むことにより、脳の中枢神経、満腹神経に命令が伝わり、もう充分食べた、満腹だと感じます。

その結果過食することがなく、本来、人が生きていく為に必要なエネルギーだけの摂取で済むのです。

一口につき30回以上咬む事により、脳に正しい命令を出すのか、あまり咬まず満腹中枢が刺激されないまま食べ過ぎてしまうのか。という事なのです。

さらに、歯科医学的に良く咬めない人は、どういう人かについて触れておきます。

1つは、歯並びの悪い不正咬合です。最近の子供にとても多いです。

顎が小さく歯が並びきらずデコボコ、上下が咬み合わない状態。

1つは大人に多いのですが、虫歯や歯周病で歯が抜けていて咬み合わせがない場合です。

このような、そもそもの咬み合わせがうまくいっていない場合には歯科診療をおすすめします。

咬み合わせをしっかり作り、おいしく食べる事は私たち現代に生きる人間の特権かと思います。

実にたくさんのおいしい食べ物があり、それらをしっかり味わって咬んで食べて、元気に過ごしましょう。

 

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