「歯科検診の見方」
みなさんこんにちは。4月です。進学進級おめでとうございます。子供達にとっては新たなスタートですね。それはまた親にとっても、まわりの大人、社会にとっても新たなスタートです。
この時期、小学校などではよく健康診断が行われます。お口の中、歯の検査も行われます。歯科検診です。
もしあなたが歯の検査をしてみたければ、それは歯医者に行くのは一番手っ取り早いです。
最寄りの歯科医院に行けばすぐに結果はわかることでしょう。が、小学生、中学生、高校生など(幼稚園、保育園児)は、学校で集団検診が実施されます。
これは集団検診ですので、先に述べた歯科医院に自分で行って診てもらう場合とはちょっと違います。
集団検診というものは多くの集団を大まかに診ていくというものです。
病気のリスクのある可能性のある人を大まかに拾い挙げるというものです。(正確に検診器具、レントゲンなどを使って調べているわけではありません。)
私自身、保育園、小学校など集団検診をしてきましたが、半日で何百人という人数を診ますので、正確な判断をしていくというよりは、リスクのありそうなものをピックアップして、もう一度歯科医院に行って、より精密に診てもらうといった感じです。
次に、学校の集団検診ではどんな項目を診ているのか?
(1)虫歯、これが一番よく診ているところですが、虫歯のあるなしをチェックしています。
虫歯がある場合は、学校から虫歯があることがかかれた用紙を子供がもらってきます。
虫歯の場合でも、大人の歯(永久歯)が虫歯の場合と、子供の歯(乳歯)が虫歯の場合で表現を変えている学校もあります。
(2)歯周病、子供の場合歯周病になっている子は少ないですが、歯が汚れている子はよく見られます。この場合、歯肉炎などと書かれてきます。
(3)歯並び、咬み合わせ、この項目にチェックがある場合は、矯正歯科医に一度相談してみるとよいでしょう。
(4)顎、顎の動きが悪い場合などにチェックが入ります。
以上のようなことが、一般的に検査されています。
子供達にとっては、虫歯があるといわれるかも、とドキドキの検査です。
ではみなさん、子供の健康、自らの健康に留意して、楽しく元気に過ごしましょう。
だってもうすぐゴールデンウィーク!