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歯ッピーになる歯のはなし・その87~知多ホームニュース平成26年5月中旬号掲載

2014年5月13日

「金属アレルギー」

 

みなさん、こんにちは。ゴールデンウィークも終わり、また平穏な日々へと戻ったかと思います。休みをうまく活用し十分元気を充電できたでしょうか?

 今回は、アレルギーについてお話ししたいと思います。

最近はアレルギーの人はとても増えてきていますが、その中でも、歯科治療における金属アレルギーについてです。

 Aさんは体の手足などに湿疹がでて、皮膚科で治療を受けていました。首

にネックレスなどのアクセサリーをつけると、なんとなく首回りが赤くなり、かゆくなることも時々ありました。

Aさんは金属アレルギーが疑われ、検査を受けました。検査はパッチテストといわれるもので、疑わしい金属の中でも銀があやしいという結果でした。

 さて、金属には様々な種類があります。アクセサリーで使われる金属は銀や金、プラチナなどはよく知られていますが、それ以外にも多くの金属が使われています。

それは、金属は加工する際に一種類の金属だけでは強度を保つことが難しく数種類のものを混ぜるのです。このことは歯科治療で使う金属の葉も同じです。銅、亜鉛、ニッケル、コバルト、クロム、パラジウムなど。

 ですので、お口の中のつめてある金属がアレルギーの原因となっている人もいます。

お口の中の金属が疑われる場合、この金属をはずすと、アレルギー症状が改善される人もいます。

 ちなみに金属をはずした場合、代用のつめものの材料としては、セメントでつめる、プラスチック、セラミックなどが考えられます。

セメントやプラスチックは強度がやや劣るため、大きなつめ物は作ることができませんが、比較的安価です。

 一方セラミックは大きなかぶせ物を作ることはできますが、高価な場合が多いです。

また最近ではジルコニアと呼ばれる材料が普及し始めています。強度がとても強く、アレルギーに対しても安心です。

 では最後にみなさん、健康に留意して、暑い夏を向かえましょう。

 

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