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歯ッピーになる歯のはなし・その92~知多ホームニュース平成26年10月中旬号掲載

2014年10月22日

「咬む力はどれぐらい?」

 

 みなさん、こんにちは10月です。お元気にお過ごしでしょうか?食欲の秋などといいますが、おいしく楽しく食事していますか?

 今回は咬む力についてお話したいと思います。咬むとき、どれくらいの力がでていると思いますか?

食事のとき、力をふんばって重い荷物を持ちあげる時など、約60kgの力がかかっているといわれています。

自分の体重に近いくらいの重さが、ギュッと咬んでくいしばった時にでているわけです。

 しかし、実はもっと咬んで力がでている時があります。それは無意識の時です。自分で意識して力を出している時ではなく、自分で知らないうちにものすごい大きな咬む力を出しています。具体的には、無意識のうちに歯ぎしりをしたり、くいしばっている時です。しかも、それは寝ている時に起こることが多いです。そして、その力は240kg~400kgぐらいだといわれています。自分の何倍もの体重の重さの力が歯や顎にかかっているのです。

 ではこのような過度の大きな力が頻繁にかかるとどうなってしまうでしょうか?

それは、歯が知らないうちに削れたり、折れたり、歯のかぶせ物がはずれてきたり、あるいは顎が痛くなったり…。いろいろなことが起きます。

 そのような問題を解決する一つの方法はマウスピースです。寝る際に、マウスピースをはめます。

このマウスピースがクッションの役割をしてさきほどの240kg~400kgの過度の力をやわらげてくれます。またこのマウスピースはクッションの役割以外にも、顎や歯の左右アンバランスなために起こる、体のズレや疲れを予防することもあります。

そのためには、マウスピース自体の咬み合せ調整が歯科医院で必要となります。

 ではみなさん、日々楽しく食事をとり、健康に過ごしましょう。

 

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