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歯ッピーになる歯のはなし・その93~知多ホームニュース平成26年11月中旬号掲載

2014年11月15日

「呼吸と咬み合わせ」

 

今回は、呼吸と咬み合せについてお話したいと思います。人が生きていく上で大事なことは何でしょう?

生物として何が大切で必要か?いろいろあると思いますが、例えば「水」が大事だと答える方もいるでしょう。

もし人が水を全く飲まないで生きていくとしたら、どれだけ生きられるでしょうか。

一説には一週間という話があります。けれども、もっと大切なものがあります。

もし人が呼吸を止めて酸素が入ってこなかったら、ほんの数分も持たないです。

呼吸をすること、すなわち酸素を取り込むことは人にとって大切な生命線なのです。

その酸素は鼻や口から呼吸することで取り込まれます。もし海や川でおぼれかかったら、きっと必死で口で息をすると思います。普段は鼻で息をすればいいかと思いますが、いざという時は口を開けて必死に酸素を取り込もうとしているのが人の本能なのです。

 では、寝ている時はどのように呼吸しているのでしょうか。

実はこの時、人はとても多くの酸素を取り込むためにせっせと頑張っています。鼻ないし口を通して酸素を大量に取りたいのです。

この時、もう一つの大事な体の器官があります。それは気道です。

口や鼻を通った酸素が、次に気道を通ってようやく肺にたどり着くのです。

ところが、現代人はこの気道がよじれたりせまくなっていることがあります。そのせまくなってしまっている気道を、広くしようとする運動を無意識のうちに寝ている間に行っています。

それはすなわち顎を前に出すことによって気道のねじれを修正し、そして気道の体積を広くしていくのです。

 ところが、残念ながら多くの人は顎を夜間寝ている間にうまく前へ出せないことがあるのです。

その原因は咬み合せです。現代人は口全体の容積がせまく、咬み合わせが乱れていたり、咬み合わせが低いです。

そのため、スムーズに顎を前へ出しにくい、あるいはどこかの歯に引っかかりながら前へ出していきます。

この時、歯ぎしりが起こります。この歯ぎしりや、顎を無理に曲げながら前に出すため、結果、体全体の歪みにもつながっていきます。

 人は寝ている時に必死に酸素を取りたがっています。そのため顎を前に出し十分な酸素が取れるように気道を確保したいのです。

良い呼吸をするためには適切な大きさの顎が必要で、咬み合わせも安定していることが大切なのです。

 

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