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歯ッピーになる歯のはなし・その94~知多ホームニュース平成26年12月中旬号掲載

2014年12月16日

「タバコと歯の健康」

 

 みなさん、こんにちは、12月です。もうすぐクリスマスですね。

クリスマスには家族、友人、恋人などと楽しく食事する方も多いのではないでしょうか。

とっても寒い冬でも、仲間とおいしく食事できると暖まりますね。

 さて、今回は喫煙(タバコ)についてお話したいと思います。

タバコを吸うことは健康に様々な害があることはみなさんもよくよく何度も聞いたことがあろうかと思います。では歯とタバコの関係についてはどうでしょうか。

 1つはタバコのヤニなどによって歯が汚れるということがあります。

タバコのヤニは歯の表面にくっつき、歯が黒や茶色になってきます。

結構がんばって歯磨きしても一度付いてしまった汚れはなかなか落ちません。

歯の表面に付く汚れはタバコだけでなく、コーヒー、ワイン、カレーなどでも付きます。

ですがタバコの場合、その着色の汚れは特に目立ち、また匂いもあるので大変です。

でも、この匂いや汚れ自体は直接的には健康を害しているかというとそうでもないようです。

ただイメージ的には不健康に見られてしまうことが多いかと思います。

 2つ目には歯周病との関係です。みなさん、歯の周りには小さな溝があります。

この溝のことを歯周ポケットといいますが、この歯周ポケットは健康的な人でも2、3ミリあります。

歯周病など病的な人では4~6ミリ以上あります。

この歯周ポケットが深いと歯周病菌が繁殖しやすくて危険です。

特にタバコを吸う人は、この歯周ポケットの溝にタバコの煙がしっかり入り込み、より病状を悪化させていきます。歯周病にとってタバコは大敵なのです。

歯周病が進めば歯がぐらつき、抜けてしまいます。ですのでぜひとも禁煙をお勧めします。

 その他に、お口の中のキズの治りが悪くなったりすることがあります。例えば親知らずを抜いてその直後何日もタバコを吸い続けていると、歯を抜いた後の治りが悪く、膿んだりします。

またインプラント治療もそうです。タバコを吸う人と吸わない人では、吸う人の方がインプラントの脱落が起こりやすいです。せっかくインプラントで歯を治したのなら、タバコを吸わず長持ちさせたいものです。

 ではみなさん、平成26年一年間読んでいただきありがとうございます。みなさんの健康を祈っています。また来年元気よくお会いしましょう。

 

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