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歯ッピーになる歯のはなし・その111~知多ホームニュース平成28年5月中旬号掲載

2016年5月19日

「金属アレルギーと歯科材料」

 

みなさんこんにちは5月です。楽しいゴールデンウィークを過ごされましたか?休みも終わり平常が戻ってきました。仕事に学校に家事に集中です。

 さて、今日は金属アレルギーと歯科治療についてお話ししたいと思います。

 歯の治療をする際、様々な歯科材料を使います。お口の中に完全にくっつけて長く使ってもらう材料もあります。

歯のかぶせ物、悪くなったムシ歯を削り、その部分を補うために歯型をとって歯型の金属をはめ込んだりします。

 歯を被せてはめ込むものにはいろんな材料があります。

 金属、プラスチック、セラミックなどに大別されます。

これらの材料は人によってはアレルギーの原因となります。

アレルギーが出る場合、お口の中に発疹がでる程度の人もいますが、ひどい場合は全身に症状が現れることもあります。

 金属は、アレルギーの出る最も多くの原因の一つとなっています。

アレルギーの原因が歯科材料に起因していると思われる場合は、その金属を除去して違うタイプのものに入れ替えるなどします。

ただ、金属でもアレルギーがとても起こりにくいものもあります。その金属の種類は金、プラチナ、チタンなどです。

金、プラチナはアクセサリーでもよく使われています。

これらのアクセサリーをつけていて大丈夫な人は、これらをお口の中で歯科材料に使っても大丈夫な人が多いです。

チタンは、人工関節など体の内部に埋め込む材料として長く使われてきた歴史もあり安全な金属です。

 またプラスチックタイプや、ハイブリットタイプ(プラスチックとセラミックをまぜあわせたもの)などの歯科材料は色が白いことと、金属ではないので、このようなもの代用していくこともありますが弱点もまだまだ多い材料です。

水分を吸収して変色したり劣化します。最近は繁殖させ歯周病の原因となることもあります。

 現状、金属以外ではセラミックを使った材料が最も優れていて安定がよいです。

 ではみなさん、健康に留意して、楽しく日常をエンジョイしましょう。

 

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