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歯ッピーになる歯のはなし・その113~知多ホームニュース平成28年7月中旬号掲載

2016年7月21日

「歯と呼吸」

 

みなさんこんにちは。暑くなりましたね。夜ぐっすり眠れますか?暑くて寝つけないですかね。

実は夜寝ている時の呼吸と歯には重要な関係があります。

さて、歯の役割とは何でしょうか。

「食べ物を粉砕する」「発音を助ける」「表情を作る」「体のバランスや姿勢を保つ」「ものを咬むことで脳に刺激を与える」などが考えられます。

そんな役割を持つ歯ですが、現代人には進化とともにいくつかの問題が起きています。

それは「顎の発達が弱く口の中が狭くなってきている」その結果、「舌のスペースが口の中で十分に確保できていない」「無呼吸症候群が増えた」ということです。

平成25年度国民健康栄養調査によれば、69.3%もの人が睡眠に課題があるというデータが出ています。

最近のNHKスペシャルによれば、国民の20%以上が不眠で悩んでいる、それは人類の進化に起因しており、睡眠時無呼吸症候群といわれています。

これは自然界の動物には起こらない、人間だけが患う病気です。子供のイビキが増加していることも見捨てておけない事象です。

ヒトは進化の過程の中で「言葉」を獲得しました。喉の奥に「声道」を得たのです。

その結果、舌が後退する構造になりました。人の舌は通常丸い形で落ち着き、前後左右上下に自由に形を変えられ、舌の形が作り出す「声道」ができて言葉を得たのです。

しかし、その代わりに口の中の容量は狭くなり上気道閉塞を患うようになったのです。

これらの進化が加速度的に起こっている要因として、現代人の生活習慣に着目していきましょう。「歩かなくなった」ことと、「咬まなくなった」ことです。

一回の食事に飛鳥時代には約4000回も咬んでいたのに対して現代人は620回です。現代人は理想として1食1000回以上がよいとされています。

この2つの「歩かなくなった」「咬まなくなった」ことにより、骨格の発育不足、特に下顎の発育不全、歯の萌出不全が起きています。

そして。冒頭で述べたぐっすり眠れない、睡眠時無呼吸症候群につながっていくのですが、この治療法と歯、顎、呼吸についてさらに話をすすめていきたいと思います。

 

では続きは8月にまたお会いしましょう。

 

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