「かむ噛むトレーニング」
みなさん明けましておめでとうございます。
平成29年の始まりです。正月休みで運動不足になっていませんか?
前回のおさらい、ヒトは狩猟生活から農耕生活へと変わり、肉を引きちぎることをほとんどしなくなった。
結果、顎は小さくなった。筋肉や骨を使わないため退化が起きている。
顎が小さいことによる現代病として呼吸不全、顎関節症、歯並びが悪いなど。
今回は、予防治療について話します。
引きちぎる食生活をやめてしまった現代人の生活。
引きちぎりトレーニングを日々行うことによって「歯並び」が予防改善されることが多いです。
「タオルのかむ噛むトレーニング」
(1)足を肩幅に開いて床に立つ。
(可能なら素足になり足の指にも力を入れ、しっかりと床をつかむような感じ)
(2)前歯から3、4、5番目の歯の位置でタオルを咬む。
(タオルを折って厚みをだすと咬みやすいです)
(3)唇を閉じてタオルを軽く引っ張る。
(コツをつかめば力が入るようになるので、最初は顎や歯に痛みがない程度の力で引っ張ります。
タオルを引っ張り過ぎないように。唇はタオルを切断するようなつもりで口を閉じて)
(4)全力で目、唇、舌と顔の全部の筋肉を使って力いっぱいギューっと唇を閉じる。
(1回5秒を左右5~10回ずつ。引きちぎる動作で全身の筋肉が働いていることを感じましょう)
ではみなさん頑張ってやってみましょう。
ポイントは頑張りすぎないことです(笑)ゆるく続けて行いましょう。
何度もやってみると呼吸と動作が合ってきます。
体の中心軸に沿って力が集中し、全身の筋肉のバランスも整ってきます。