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歯ッピーになる歯のはなし・その1269~知多ホームニュース平成29年8月中旬号掲載

2017年8月29日

「遺伝と歯並び」

 

 こんにちは、8月です。お盆です。

 家族、親戚で集まって楽しいひとときをお過ごしでしょうか?

 顔は親子、兄弟で似ていると思います。もし、親戚で集まっているのなら、どうでしょう。周りを見てみて下さい。

みんな、よく似ていますか?遺伝により、親子は当然似ると思います。

では歯並び咬み合わせはどうでしょうか?

 歯並びが似るという点については、遺伝的な影響は約30%であるという文献があります。すなわち歯並びは全くそっくりというわけでもないのです。

 また、最近の文献では遺伝の影響は30%以下でもっと少ないというものも発表されています。

では歯並びに最も大きく影響しているものはなんでしょうか?

 それは生まれてからの生活習慣、癖などです。現代人の歯並びが悪くなっているのは、一つは食事でしっかり咬んでいないことがあげられます。

しっかり咬まないとアゴは退化して筋力も小さく、骨が十分に成長発達しません。

その結果、歯並びがガタガタになってしまうことが多いのです。

 また、呼吸に着目すると、鼻呼吸ではなく口呼吸をしている子供がとても多いです。

口呼吸ばかりしていると、口のまわりの筋力は衰え、歯並びはくずれやすいです。

特に出っ歯になりやすいです。

鼻で呼吸をしていない為に、いよいよ、鼻は使われなくなり結果として鼻は詰まりやすいです。

また、上アゴの骨の成長も弱くなり、咬みあわせはズレていきます。

これらのような、悪習慣、悪循環を改善する為にはどうしたらよいでしょうか。

一つは生まれてすぐに(約6ヶ月)からもうアゴを使って少しでも食事をしていくことなのです。

アゴの筋肉を使い、骨が正しい方向に成長していくことがとても大事なポイントです。

小・中学生になってからでもまだ効果はありますが生まれてすぐから取り組むことはかなりの予防効果があります。

 

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