昨日１月１２日(日)に大府のあいち小児保健医療総合センターで行われた愛知県小児保健協会学術研修会に参加し、当院で開催している「よい歯ニコニコ教室」での取り組みについて発表をしてきました。

子どもの仕上げ磨きがなかなか上手にできない、暴れて磨かせてくれない、泣かせずに仕上げ磨きをしたいなど、悩んでる方はたくさんいらっしゃいます。

最初から上手に、嫌がらずに、泣かずに、仕上げ磨きをさせてくれる子はほとんどいません。

子どもにとって、お口というのはいわばセンサーのようなもので、何でもお口に入れて確かめる、とても敏感な場所と言えます。

生まれてすぐは母乳だったり自分の指や好きなおもちゃだったり、心地の良いものしかお口の中には入ってきませんでした

そこに突然、歯ブラシという異物が入ってくるんです

不快、痛い、しかもお母さんの顔が怖い（お母さんもむし歯にしたくないので必死ですよね）となると、当然、歯磨きは嫌なもの怖いものという位置づけになってしまいます

楽しい仕上げ磨きの第一歩は「子どもがお口の中を触られることに慣れる、保護者が痛くない仕上げ磨きの技術を身につける」です

よい歯ニコニコ教室では、歯科衛生士の子育て経験を踏まえた上手な仕上げ磨きのコツ、むし歯になりにくいおやつの選び方、よい歯並びを育てる食事について、月替りでお話をしています

当院に通われている方はもちろん、通ったことのない方も、参加費は無料ですし、お子さんをキッズコーナーで遊ばせながら聞けるので、ぜひお気軽にお越し下さい。事前申し込みをお願いします

研修会会場には、日々、子どもの健やかな成長を見守っているさまざまな職種の方がいらっしゃり、発表を通じてたくさんの情報交換ができました。