エンジョイ!こそだてライフ♪ はぴまま
今月のテーマ:「いい歯(118)」のために子どもの歯の健康を考えよう
11月8日は いい歯の日。
生えかけの歯のケアや、おやつ・食事の与え方などを歯医者さんに聞いてみました。
Q1.乳幼児期の歯について、どんなことに気を付ければいいでしょうか?
A1.歯が生え始める生後6か月ごろから、歯磨きは必要です。
さらに言えば「マイナス1歳からの予防歯科」といって妊娠中からママに正しい知識を持ってもらうことも大切です。
ママのお口の中の環境は赤ちゃんにも影響しますので、妊娠中から歯科検診を受けてくださいね。
子どもの歯の健康は、実は妊娠中から始まっているんですよ。
Q2.子どもが歯みがきをイヤがります。なにかいい方法はありませんか?
A2.パパやママが歯みがきをしているところを見せて「まねっこしてみようか!」と遊び感覚で話しかけたり、お気に入りのぬいぐるみに「○○ちゃん(ぬいぐるみ)にも歯みがきしてあげようか」とやらせたりして「歯みがきは楽しい!」という印象付けをしてみてください。
最初のうちはしっかり磨けていなくても、おうちの人がサッと仕上げをするだけで大丈夫です。
「楽しかったね!上手にできたね!」という成功体験を積んでいくことから始めましょう。
Q3.食欲が出てきて、おやつの食事をたくさん食べるので虫歯が心配です。
A3.ものを食べると口腔環境は酸性になります。
その後唾液の成分のはたらきで中性に戻っていくのですが、そのときに歯が自分で石灰化しようとする「再石灰化」が起こり、健康な状態を保とうとします。
しかし食事の合間がないと口内環境が酸性のままになり、虫歯菌が繁殖しやすい状態になってしまします。
なので、一度の食事の量は気にせず、間をあけることに注意してみてください。
また、おやつはお菓子ではなく軽食だと捉えて、サンドイッチやおにぎり、野菜スティックなどにしてみてください。
乳幼児期に必要な、前歯でかじる感覚もつかめるのでおすすめです。
Q4.小島歯科室で行っている、子ども向けの取り組みを教えてください。
A4.妊娠中のママや乳幼児の子育て中の方を対象とした「よい歯ニコニコ教室」や、年少から小学6年生までの子ども向けにゲームで学べる、「こども予防歯科クラブ」などを行っています。
また、口呼吸を矯正する器具の取り扱いや、歯磨き後に食べると効果的なタブレットやグミなども豊富に揃っています。
家族ぐるみで楽しく予防歯科に取り組んでもらえるような工夫をしています。