「地域包括ケア」
こんにちは、とても暑い日が続いていますね。お元気にお過ごしですか?私は先日、東海市商工センターにて行われた「地域包括ケア、地域ケア会議」に参加してきました。とても素晴らしい会合でした。今回はいつまでも自分らしく楽しく生活していく地域包括ケアの話をしたいと思います。
さて、日本は諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行しています。65才以上の人口は、約3000万人を超えています。国民の約4人に1人です。この先もこの割合が増加していくと予想されています。このため厚生労働省は、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもと、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の包括的な支援サービス提供体制の構築を目指しています。
具体的な柱として、住まい、医療、介護、予防、生活支援があり、これらを総合的、一体的に、その人それぞれにあった形で効率的に提供していくことを行おうと考えています。
私は、歯科医師として、この中でも特に予防について強調して伝えておきたいです。誰しも病気にならずいつまでも元気で自立して生活したいものです。そのことを考えたときに、予防はとても、効率的で大きな力を発揮できるよい方法なのです。すなわち、歯科医院における定期的な予防クリーニングを受けることです。その人にもよりますが、目安は3、4か月に一度。心配な方は1、2か月に一度予防クリーニングを受けている方もおられます。
また、体調等により、歯科医院に通えない場合は訪問診療による予防処置、口腔ケアを受けることを強くおススメします。
歯磨きはしていると思いますが、専門的な予防、口腔ケアを受けることにより、自らの人生の質が全く変わります。十分に余計な汚れ、菌等を取り除くことにより、安全で健康的な生活が送れます。大病を防ぎ、楽しい生活の一歩は、丁寧なお口のお掃除がカギです。