こんにちは、6月です。梅雨ですがお元気にお過ごしでしょうか。
6月は一般的に小中学校等では歯科検診の行われる時期です、また企業等においても様々な検診を推奨している時期でもあるかと思います。
学校や企業などでなどに所属していなくて検診を受けていない方も今一度自分の健康を振り返り受けてみましょう。
今回は学校における歯科検診について少しお話をしたいと思います。
学校で行われる歯科検診は集団検診と言われるものです。
その学校の保健室などで、各クラスの約30人から40人ぐらいの子供たちが保健室の前の廊下に並び順番に次から次へと保健室の中へ入って、1人ずつお口の中を見て行きます。
その際簡易的なライトなどでお口の中を照らしたりして歯科用ミラーを用いてお口の中をチェックしていきます。
一人当たりの検診の時間は約1分から3分程度かと思われます。
多くの子供たちを限られた学校の授業や行事の合間を縫って行われますので、必ずしも十分に時間をかけて歯科治療用の椅子に寝かせて検診をしているわけではありません。
またレントゲンを撮ると言うようなこともありません。
そのためこの検診の1つの目的としては統計資料として日本における子供たちが何歳位でどの程度歯が生え変わっているか、あるいは歯周病や虫歯、不正咬合、歯並び、顎の関節、様々な問題がどれぐらいの割合でいるのかと言う年齢推移の調査です。
さてお口の中の検診としては主に見ている事は歯周病などの歯茎の炎症などをチェックします。
また噛み合わせに異常がないかアゴに異常がないか、虫歯がないかなどをスクリーニングとして見ています。
スクリーニングと言う事は、すなわちこの集団検診で確定的な診断を行っていると言うわけではありません。
可能性のある人もしくは可能性の高い人を大勢の集団の中から簡便的に拾い上げ、そして可能性があるので次の段階として歯科医院等の病院へ行って受診を推奨しているものです。
ですので学校からもらった紙をもとに必要に応じて診療所を受診し改めて正確な診断を受けていくと言うことになります。
学校歯科検診の紙をもらったからといってがっかりすることもないですしあるいは逆にもらわなかったからといって油断することもどうかと思います。