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「矯正治療後の後戻り」歯ッピーになる歯の話・その201~知多ホームニュース令和5年12月号掲載

2023年12月13日

 

こんにちは、12月です。寒いですがお元気にお過ごしでしょうか?

今回は歯並び、噛み合わせと口の周りの筋肉のバランスに関してお話をしていきたいと思います。

具体的には矯正治療をした後に、歯がまた何か少しずつずれてきてるような気がすると言う人がいるのですが、それがどうして起きているのかと言うことに関して多少深掘りをしていきたいと思います。

今、タイトルとして矯正治療後の後戻り、と書いていますが、実は矯正治療をしていない人でも、歯並びがだんだんとずれていくことをご存知でしょうか。

例えば20歳の時に前歯が2ミリほど重なっていたんだけれども、30歳になったときになんとなく重なりが増えてきていて3ミリぐらい重なっているような気がする。

そして40歳になって1本だけ歯がとても前に出てるじゃないかと気づいたりする人がいます。

このように、歯並びがずれていくことがあるのですが、この原因の1つに関して話していきたいと思います。

それは口の周りの筋肉のバランスが良くないために歯が常に押されていることが考えられます。

具体的には舌です。舌が歯をなんとなくいつも押しているのです。

自分ではそんな事はないと思うかもしれませんが、よーく意識して普段の自分の口の動きどうなっているかみてください。

舌が押していて、なおかつ口が開いている人が多いです。

口が開いているというのは口呼吸をしているという状態です。

口呼吸をしていると、口が閉じていないので、唇の中の筋肉、口の周りの筋肉はやや弱く、内側からの舌の圧の力を制限できないようなアンバランスな状態です。

理想の状態としては唇が閉じていて、外から押さえる口の周りの筋肉は多少押している。

中から舌がちょっと押している。この2つの力が、お互いがバランスが良いと、その間にいる歯は動いたりはしません、が、大抵の場合、舌の使い方が間違っていて、逆嚥下と呼ばれる間違った舌の動きをしている人が多いために、1日に2000回以上のつばの飲み込みで、舌が間違って歯を押しています。それをずっと繰り返しているので少しずつずれていきます。

急に動くわけではありませんが、時間をかけて少しずつ動いていきます

矯正の場合は、治療が終了しても舌の動きが間違っていたり、口を開けていれば、そのアンバランスな筋肉の方へと動いていくので、一見元に戻っているかのような方向へずれていくことが考えられます。

 

大人の方の矯正はこちらをご参照ください → 小島歯科室HP 矯正治療・全顎矯正

 

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