こんにちは、10月です。過ごしやすい季節になってきました。
お元気に楽しく生活していますでしょうか?
今回は訪問診療に関してお話ししたいと思います。
あなたは訪問診療、訪問口腔ケアなどをご存知でしょうか?
歯が痛い、入れ歯が痛い、のような症状があった際に、患者様本人が自宅や病院、介護施設等から外に出れない場合、歯科医院からそちらへ出向くスタイルです。
これは治療の場合を想定して書きましたが、最近は治療以外にも訪問診療は最近はたくさん行われるようになってきています。
その1つが訪問口腔ケアです。口腔ケアとは、年齢を重ねるにつれ寝たきりになったり外にあまり出歩くことができない、手がしっかり動かずしっかりお口の歯磨きができない、そのような状況が考えられます。
そのような方たちのお口の中をきれいにお掃除をすると言うことです。
へぇーなんか言葉で聞いてみるとただ歯磨きをしてもらうだけかと言うようにも聞こえるかもしれません。
しかしこの口腔ケアはとても重要な位置づけです。
人間は生きていく上で食事を楽しむと言う事はとても大きな楽しみです、もしかしたら生きがいです。
お口の中が綺麗で安定している状態、痛みがない、しっかりあるいはまあまあ噛める、そのような状況であればとても楽しく日々生活できるわけです。
ですが実際、多くの在宅あるいは病院で療養中、介護施設などに入っている方などのお口の中を見ると、綺麗な方も中にはいますが残念ながら不十分な方も時々見受けるわけです。
このような方たちがお口の中がもうあと1歩きれいになればとても快適で楽しい日常が戻ってきます。
また別の意味では、誤嚥性肺炎などの重篤な病気にならないためには、とてもお口の中のお掃除が大切です。
もしかしたら、うちのおじいちゃんは口から食べてないからもう歯磨きしなくても大丈夫だと思っている方はいませんか?
もしかしたらうちのおばあちゃんは総入れ歯だからお口の掃除は必要ないんですと思っている方はいらっしゃいませんか?
それは大きな勘違いです。
歯のあるないにかかわらず、口から食べている食べていないにかかわらず、口の中では常に雑菌が増えていきます。
この菌が体の中へと入っていき、誤嚥性肺炎の原因になるわけです。
ですのでいつまでもお口の中をきれいに保つと言う口腔ケア、お掃除はとても大切なのです。
お口の粘膜に余計な細菌が住み着き繁殖していってしまうのです。
ではいつまでも楽しく長生きして元気に生活していくために地域で自分と自分の大切な家族の体をみんなで守っていきましょう。