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「鼻呼吸と口呼吸」歯ッピーになる歯の話・その206~知多ホームニュース令和6年6月号掲載

2024年6月22日

 

最近はとても過ごしやすい季節です。お元気にお過ごしでしょうか?

さて、今回は歯科から考える呼吸についてお話をしたいと思います。

呼吸は鼻でするでしょうか?口でするでしょうか?

あなたはどちらでもできると答えるかもしれません。

確かにそうです。

体と言うものは本来鼻で息をするように設計されてできています。

ほとんどの時間鼻呼吸をするように体は作られています。

ほとんどの時間と言うのは24時間のうち23時間半ぐらいだと思ってください。口で呼吸するときはほとんどないのです。

では口で呼吸するときは一体いつなのか?

それは例えばプールで泳いでいて、とても苦しくて、どんどん酸素を体に運ばなければいけないような状態。その時は口呼吸となっています。

あるいはサッカーをしていて、試合が始まった最初はまだ体に余裕があるので、鼻呼吸でどんどん走っているのですが、後半になっていよいよここぞという時にゴールを決めたい、一生懸命走るときには120%限界を超えて走っています。

その時にもう酸素の供給量が追いつかなくて口を開けて口呼吸していることがあります。

このように口呼吸と言うのは、本来の機能ではなく、いざと言うときの機能なのです。

いざどうしても大量の酸素を今すぐ体の中に取り込みたい、そのような時に口呼吸をするように人間の体はできているのです。

ところがどうでしょうか?多くの場合、知らず知らずの間に口を開けて息をしていませんか?

特にそうなっているのは最近の子供たちです。ほぼ99%がそのようになっています。

また高齢者の方もその傾向があり、とても命に危険がある状況です。

誤嚥性肺炎など様々な病気になる原因となっています。

もしあなたが口呼吸を普段よくしているようでしたら、今日から少しずつ鼻呼吸を練習してください。努力すれば鼻呼吸が増えていきます。

最初は大変かもしれません。ですが、気づいたときに少しずつで良いので頑張ってみてください

また口の中の歯並び噛み合わせが悪いと口呼吸になりやすいです。

ですので、口の中に問題がある場合は、歯や歯並びの治療をすべきです。

 

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