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歯ッピーになる歯の話 その150~知多ホームニュース・令和元年8月中旬号掲載

2019年8月10日

「夜のマウスピース」

 

こんにちは、8月です。暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

夜は暑くてクーラー無しでは寝られないという方も多いのではないでしょうか。

かく言う私はクーラー無しで寝られるタイプです。多少汗をかくことも健康な生活にとっては大切なことだと思っています。

人は、寒い暑いを感じて生理機能を使って生きることが正常です。

さて、前回に続き無呼吸症の話をしたいと思います。

ここ数十年で無呼吸症、いびきで悩む患者様へマウスピースを使う治療は広がりつつあります。

無呼吸症の場合、夜間寝ている間に呼吸が止まってしまって、とても危険な状態になってしまう人から、ぐっすり眠れないために朝起きても体がだるい、昼間に眠気が襲ってくるなど、レバルは様々です。

治療方法としては、夜間の寝る時に①無呼吸用のマウスピースを使う②ヘッドギアで押さえる酸素マスク(CPAPといいます)を使う、のこの2つが一般的です。

患者様の症状が重度の場合はCPAPを使用することが多いですが、最近では無呼吸用マウスピースが簡便で利用される場合も増えてきています。以下にマウスピースの利点を挙げます。

軽くてコンパクト、付属品が必要ない、使用中に音がしない、電気が必要ない、ヘッドギアが必要ない、睡眠中に自由な姿勢がとれるなどです。

また無呼吸用マウスピースは最新のものでは上下分離型タイプがあります。従来型のものはボクシングのマウスピースと似て上下一体型で上下のアゴが完全に固定されますが、最新のものは上下が分離していてアゴを動かすことができます。

この自由度があると、夜間装着中に会話、あくび、水が飲めるなどのメリットがあります。

また学会等では、上下分離型は廃用性萎縮といってCPAPや完全固定マウスピースに比べて人間本来の体の筋肉位などを弱らせないメリットがあると報告しています。

では、毎日、朝から元気に笑顔で過ごしましょう。

 

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